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ひらがなポーカーを手作りして遊んでみた【継承日本語】

ひらがなポーカーというカードゲームをご存知ですか?

hiraganapoker.com

 

50音のひらがなカード、濁点・半濁点カード、「w」カードを使ったポーカーで、おもしろい言葉を作った人が勝ち!

日本語学校の学生達と一緒にできるカードゲームはないかなあと探しているときに見つけました。日本語の勉強に取り入れるのはなかなか難しいかな…と思ったんですが、ものは試しにカードを手作りしてみました。

 

カードの作り方

 

エクセルで簡単に作ることができました!

中央に大きな文字、四隅に小さな文字を配置します(うっかりしていて2つしか小文字を入れられてません…)。小文字があることでカードを重ねて持っても何の文字があるのかわかりやすいです。

 

ホームページにある本来のカード構成は、

  • ひらがなカード:「あ」~「ん」、「っ」「ー」を含む基本カード。五十音の中で使用頻度の高い「い、ん、か、し、う、た、と、つ、て、の」は各二枚。
  • 透明カード:濁点、半濁点のカード。透明なカードで基本カードに重ねて使います。
  • 〇カード:トランプでいうジョーカー。
  • 「w」カード:語尾につけて笑の意味で使います。

手作りでは透明カードの再現が難しかったので、濁点・半濁点は自由につけられるようにルールを変更しました。

 

遊び方

基本の遊び方は以下の通りです。

  1. カードを良くきって五枚ずつ配る
  2. カードは二回まで交換可能
  3. 五文字以内の言葉を作り、一番面白かった人が勝ち

 

今回、日本語学校でこのゲームに参加してくれたのはN1が二人、N3が三人、そして日本人の同僚。2回ほど基本ルールでやってみたものの、「おもしろい単語」というのは外国に住む日本語学習者にはなかなかピンとこないので、ただの「単語」に変更しました。そのほかいくつかゲームについて変更した点は、

  • 「おもしろい単語」→「単語」に変更。長い単語の方が勝ち。
  • 配るカードを5枚から6枚に変更。
  • カード交換は3回。全員が同意すれば増やしてもいい。

 やっぱりネイティブとは少し違うので、全体的に優しいルールへ変更しました。難しくてやめちゃうより簡単でもたくさん考えてくれる方がいいですからね!

感想

1時間以上みんなで真剣に遊んでくれましたが、なかなか単語を作るのが難しそう!

これ普通に日本人だけでやってもけっこう大変なゲームじゃないかなと思いました。

 

N1レベルの子たちは所謂日本からの帰国子女で、今も日本のテレビなどに親しんでいること、また日本の友人と日本語でやりとりしていることから、日本に住んでいる人と同じような感性で単語を作っていました。普通に感心した。すごいなあ。

 

難しいゲームでしたがみんな楽しんでくれていたとおもいます。

一番盛り上がったのは、「お・た・く」「き・も・w」というのが順番で出たときでした(笑)!ひとりひとりの単語はもちろん、前後で文章になっていたり、会話になっていたりすることがあり、そのたびに爆笑や唸り声が聞こえてきていました!

普段あまり話さない学生同士も楽しそうにしていたので、こういったゲームによる活動の楽しさを再確認できた時間でした。これからもちょくちょくこういったゲームを授業に取り入れていきたいと思います。

 

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