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{ブラジルで三回忌法要に参加した話}

先日、日系人の学生の親御さんに頼まれて“熨斗紙”を書いてきました。


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「母の三回忌の紙を書いてほしい」とだけ言われて何のことかさっぱりわからなかったんですが、ふたを開けてみればのし紙のことでした。

同僚の先生に相談し、一番一般的な表書きのところに志、名前のところは送り主にしましたが、なぜか名前のところに亡くなったお母さんの名前が付け足されている…

そういうところもあるのかな?

そもそも細かい宗派によっても違うし、実際に自分が三回忌をする家側になったことも一度しかないので、これが正しい!!なんて言えません。

 

ブラジルの日系社会に残っている日本文化って本当にユニークで、みなさん日本各地からこの地域に来られているのでまずその時点で様々だし、残したい文化があってもブラジルと合わなければ消えていくし、またブラジルに合わせて変化していったものもあります。

お正月でいえば、私の地域はお雑煮はあるけど、おせち料理はないんです。確かにおせち料理を残すのは難しいですよね。材料的にも、季節的にも…

また、以前、法事やお葬式に出すおにぎりはどうして三角じゃだめなの?と聞かれたこともあります。そこ残ってるんだ!?とびっくりしました。うちも確か丸型です。地域によっては三角のじゃないとダメなところもあるよう。

 

話は戻ってのし紙ですが、親御さんに「先生もぜひ来て!」と言われたので行ってきました。

 

午後三時。

日本語学校もある会館(公民館みたいなところ)で行われました。

僧侶による読経のあとみんなで順番にお焼香をあげます。

お経を聞いても宗派はわかりませんでした。一番近場のお坊さんいお願いしたと言っていたのであんまり関係ないのかなあ。

そのあとはみんなでごはんを食べて終わりでした。

 

施主によるあいさつや、僧侶の説話などもなくさっぱりした会でした。

服装もみんな超カジュアル。私は一応黒っぽい装いで出かけましたが、Tシャツジーンズの男性もいれば、花柄ノースリーブにショートパンツの女性も。こういう所はブラジルだなあと思います。今までお通夜やお葬式も出たことがありますが、老若男女みんなカジュアルでした。

 

ブラジルの三回忌法要はブラジルらしくとてもおもしろかったです!

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